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学習デスクは買っても無駄なもの?

「子どもはすぐ大きくなるのに、高い学習机をわざわざ買うのは無駄」「普通の机でも十分代用できるのでは?」…

最近は、こんな風に考えるご両親が多くなっています。

確かに子どもの成長はあっという間ですし、とにかく机であれば何であれ基本機能は果たしてくれるものです。

ところが近年、「リビングなどで学習したほうが学力が伸びる」といった説が広がるなどで、学習デスクの旗色は悪くなる一方に見えます。

子ども用の学習デスクは、はたしてそんなにも無駄なモノなのでしょうか?

高度成長期と共に歩んだ「学習机」の歴史

昭和30年代までの日本では、ほとんどの子どもはお茶の間の「ちゃぶ台」で宿題をしていましたが、団地住まいによる核家族化が浸透し、進学ブームで教育熱心な親が増えたことなどで、30年代後半にスチール製の子ども用学習机が登場しました。

昭和40年代に入ると、本棚や照明器具が一体化した機能的なスタイルの学習机が普及し、その後は高度成長期を背景に、豪華な多機能型デスクや、組み合わせ自由なユニット式デスクなどが人気を得ました。

やがて自然志向を受けて学習机も木製品へとシフトし、平成以降は長く使うことを視野に入れ、学習机を家具の一つと捉えた製品が主流になっています。

子どもと共に成長できる学習デスク

学習デスクの大きな特徴は、子どもの成長に合わせて机のフィッティングができるかどうかという点です。

机や棚の高さ、椅子の高さが可変式であることは、快適な学習環境を作るだけでなく、子どもの健康を守り、健全な発育を促すことにもつながります。

さらに、学校生活で必要なたくさんの道具一式が機能的に収納でき、整理整頓の習慣が身に付く学習デスクは、勉強以外にも幅広い教育の機会をもたらすメリットがあります。

誕生から半世紀以上を経た今日の学習デスクは、試行錯誤を重ねつつ、社会背景やあらゆるニーズを反映した姿に進化しました。

近年の学習デスクは、成人して以降も長く使えるよう、とても丈夫な造りになっているので、売り場でぜひ、その良さを実感してみてはいかがでしょうか。

長く愛用できる財産として、良質な学習デスクは学齢期のお子さまへの素晴らしいギフトになるのです。