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学習デスクは初めての「自分の城」

子どもに学習デスクを与えるのは、子どもが初めて「自分だけの城」を手に入れるような出来事です。

近年定着したリビング学習の場合も、落ち着いて学習に専念できる学習デスクは必須アイテムです。

自分のデスクを持つと、持ち物を自分で管理する責任が発生するので、整理整頓の習慣が身につきやすくなります。

子どものうちから「使ったら、元の場所にしまう」「分類して収納する」というクセをつけて、自分なりの整理整頓術が見つかるように促しましょう。

机の上や周囲がスッキリしていると、集中力が高まって新しい情報がインプットしやすくなるので、子どもが本来持つ豊かな感受性、創造性を刺激することにつながっていきます。

学習デスクを見れば分かる、子どもの才能

子どもは成長するにつれ、趣味趣向やパーソナリティーがはっきりしてきます。

教科書や参考書の横には、趣味の図鑑や雑誌、読み物の本が並んだり、好きなキャラクターやアイドルのグッズ、スポーツ用品などなどが増え、どんどん「マイワールド」色が濃くなっていくものです。

好きな事をとことん追究して深めたいタイプ、いろいろな物事に興味を示して次々にかじるタイプなど、将来どんな大人になるのか、その片鱗が垣間見えてくるのもこの頃です。

趣味に関連したモノが増えて、デスク周りが散らかりがちになるのは悩みですが、これらの現象は自分の世界を広げようとする子どもの成長の表われでもあります。

ですが基本的に学習デスクは、あくまで勉強に専念する場所です。

趣味が高じて勉強がおろそかにならないよう、保護者は常に子どもを見守り、適切なタイミングで助言や指導をして学習環境を保つことも、やはり必要でしょう。

子どもの創造性を伸ばす学習デスク

絵やマンガを描くのが好きな子ども、工作などモノ作りが得意な子どもには特に、狭くても自分だけのスペースを持たせたいものです。

あらゆる創作活動には、それなりに高度な集中力ともう一つ、「邪魔が入らない」環境が絶対に必要です。

自分のデスクというパーソナルスペースがあれば、誰に教わるともなく、思う存分好きな絵を描いたり、時間を忘れてモノ作りに没頭できます。

こうして何かに夢中になったり、何かを完成させる行為は、喜びや達成感となって子ども自身のやる気や自信を引き出し、まだ知らなかった新しい自分を発見してレベルアップへと導くものです。

子ども時代に、やりたいと思ったことを存分に体験した人は、豊かな人間性を備えた大人に成長します。

一台の学習デスクは、子どものあふれる創造性を広い世界に解き放つ力を秘めているのです。