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正しい姿勢って、何に対して正しいの?

 腰痛のときに楽な姿勢、疲れたときにくつろぎを感じられる姿勢、スタイルがよくなる姿勢・・・いろいろありそうですが、今回は、背骨に負担が少ない、腰痛になりにくい姿勢についてお伝えします。
立っているときの背骨のSの字カーブを解除してしまわないことがポイント
 人間は、大昔、直立歩行をするようになって、300万年ぐらい前に、背骨がSの字の形にに進化したそうです。 発達した重い頭を支えるための進化で、立っている時が背骨にとっては、一番無理のない形になっているとのことです。 ・・・・・ということは、座るということは、背骨にとって楽な姿勢ではないということになりますよね。 そこで、 『どの様な座り方が、背骨に負担が少ないか』 をお伝えしたいと思います。
 一般的には、 座ると骨盤が後ろに傾きます。背骨を支えている土台である骨盤が傾き、背骨は、ひっぱられてSの字が解除されてしまうそうです。
  Sの字を解除しないためには、骨盤を傾けないこと、骨盤をたてて座るとよいそうです。
では、どうすれば骨盤を傾けず立てて座れるのでしょう。
  よく子供の頃 『背筋をピンと伸ばして座りなさい』と言われて、胸をはって背骨を意識して背筋をそらし、ちょっとお腹もつきだし、肩にも力を入れて姿勢を正した記憶はないでしょうか。それが、よい姿勢だと思っていた方が多いのではないでしょうか。 ところが、それは身体に良い姿勢ではなく、骨盤はたたないし、無理な姿勢で長続きしないとのこと。 そういえば、しばらくするともとの様に背中を丸めて座っていましたよね。
骨盤を立てて座るための5つのポイント
 ゆるやかでもSの字を保てるように骨盤を立てて背骨の負担を減らして座りかたは、次の5つのポイントを実行することだそうです。
1.足の裏をしっかり床につけて、膝が直角になるように
2.お腹を背骨の方にへこませる。
3.腰をまっすぐ、垂直におろし。 骨盤の左右の坐骨がしっかり座面に当たる感じ。(できれば、椅子の奥の角までお尻を入れて。背中は、背もたれがある場合、垂直の背もたれに広い面で当たる感じ)
4.あごを引き気味にして首を伸ばす。(頭の上から引っ張られている様な、または、頭の上に籠をのせてバランスをとるイメージで)
5.肩の力をぬく
このポイントを意識して座ってみましょう。   この座り方は、最初は少し辛いかもしれませんが、継続しているうちに、腹筋も鍛えられスタイルまで良くなるそうですので、是非、今日からトライしてみて下さい。
逆に、どのような椅子が、正しい姿勢で座りやすいのでしょうか?
  長時間座るための椅子を選ばれる場合、固めの椅子で、座面の高さが脚がまっすぐおろしたときに足の裏が床にしっかりつくぐらい、背もたれは垂直に立ち上がり、背中のSの字のへこんだ部分も支えるような形状が良さそうですね。
  今使用している椅子を 正しい姿勢で座るのがむづかしい場合は、背中や座面にクッションやタオルを使ったり、足置きを置いてみるとか・・・自分流の工夫をしてみてください。  どうぞ、今日から、正しい姿勢で座りましょ ~う ♫