お部屋のインテリアが完成してきた今日この頃。そろそろお気に入りの「チェア」を見つけてみませんか。
かの有名な建築家であるル・コルビジェも、日常的に使うチェアをデザインし、今でも語り継がれています。
歴史的に、使い心地の良さとデザイン性を両立した名作が多く、ある種特別な家具として存在を画しています。
インテリアとは見た目の良さだけでなく、自分の生活を豊かにすることでもあります。
これから歴史的に愛されるチェアをご紹介しますので、是非お気に入りを見つける参考にしてください。
世界一軽いイス?「スーパーレッジェーラ」
巨匠ジオ・ポンティによってデザインされたアームレスチェア。
完成するまでに5年もの歳月がかかった作品です。
幅18mmという細身の三角形フレームと、重さ1700グラムという軽量の椅子は、堅固さと軽さを完璧なバランスで両立しています。
座の籐は手編みでひとつひとつ丁寧に作られています。
発売から半世紀以上にわたって人気のロングセラーとなった歴史に残るチェアです。
イタリア語でレッジェーラは「軽い」という意味の通り、究極の軽さとデザイン性を両立しています。
イームズのラウンジチェア
1946年にMoMAで開かれた個展「チャールズ・イームズの新しい家具」展で公開され注目を集めたこの見た目が可愛らしいチェアは、チャールズ&レイ・イームズ夫婦が生み出したチェアです。
前脚、後脚、背骨、背もたれ、座の5つのピースに分かれた成型合板を、特殊な技法で接着させることに成功し、強度のあるデザインが完成しました。
座面や背もたれが広く設計され、ゆるやかな傾斜に身体を預けると心地よいフィット感に包み込まれるデザインです。
柳宗理デザインのぞうさんチェア
日本の民藝に美を見出した柳宗悦の長男であり、日本のプロダクトデザインをリードいた柳宗理デザインのチェア。
可愛らしいエレファントスツールはおもわず可愛らしくて見とれてしまいます。
多色展開されていて、スタッキングした時もきれいなデザインです。
歴史に名を残すイスには、やはりそれだけの理由があります。
同じデザインは高価なので買うことが難しいかもしれませんが、デザインのポイントなどを押さえておくことで、チェア選びの視点が広がります。
是非お気に入りのチェアを見つけて日々の生活を豊かにしてくださいね。