「見せるため」のスタイルカーテン

カーテンの役割は、日除けや目隠しなどの機能面だけではありません。

布地のドレープ性を活かしたデザイン性の高いドレープカーテン=スタイルカーテンは、シンプルモダンなテイストを表現したり、ゴージャスや雰囲気を効果的に演出することができるのです。

レース地のカーテンの中央をクロスさせたクロスオーバーカーテンや、センター部分のみを少しクロスさせたセンタークロスは、ヨーロッパの家庭でも最もよく見られるスタイルです。

レース地の開閉はできない構造になっていますが、優雅で美しい雰囲気が特長なので、ヨーロピアンテイストのインテリアや、クラシカルな家具のある空間によくなじみます。

装飾性を強調したいときは、スカラップスタイルもおすすめです。

カーテンの下端が弧を描くような半円状にデザインされたもので、外の景色も楽しむための出窓などによく使われます。

イメージに合うスタイルカーテンを選ぼう

近年増えつつあるカフェカーテンは、キッチンの小窓などを半分だけ隠すアクセサリー感覚のカーテンです。

小窓専用なので取り入れやすいことも人気の理由ですが、生地の素材や柄の選び方によって、カジュアルにもエレガントにも様々な表情を演出します。

左右に開閉する方式のカーテンだけでなく、上下に巻き上げるシェード方式のカーテンも、いろいろなタイプが販売されるようになりました。

プレーンタイプのシェードは、カジュアルでシンプルモダンな雰囲気を大切にしたいときにおすすめです。

バルーンシェードやオーストリアンシェードは、たっぷりのひだ量が上品さとゴージャスさを醸し出します。

スタイルカーテンは、ドレープのボリュームや素材のイメージが、お部屋の広さや雰囲気にマッチするかどうかを良くシミュレーションし、正しい採寸の上でぴったりの製品を購入することが大切です。

色や柄と併せて、様々に奥行きある表情を生み出すスタイルカーテンにこだわることで、思い描いていた空間づくりが簡単に現実のものになるでしょう。