子どもの能力を引き出す学習環境づくりとは
子どもに学習デスクを与えることは、机に向かう習慣を身につけさせ、学習への集中力を育み、自分の身の回りを管理することで責任感を養うなど、さまざまな教育効果があります。
初めての「自分だけの場所」になる学習デスクは、子どもの興味を引き出し、得意分野を伸ばす場所でもあってほしいものです。
そのためには、子どもが集中して勉強に取り組めて、勉強がはかどるような環境を整えるなど、親御さんのサポートも必要でしょう。
「誘惑」を絶って集中力を高める学習デスク
先生や学友のいる学校の教室と違って、自宅ではどうしてもくつろいだ気分が優先しやすく、勉強に励む環境が作りにくいものです。
TVやゲーム、親兄弟の干渉など、家庭には「勉学の妨げ」となる要素が多く、子どもの気が散りやすい誘惑が本当にたくさんあります。
そこで、学習環境を整えるキーアイテムとなるのが、学習デスクです。
子ども本人にとって心地よく、気に入った状態にデスク周りを整えることも大切ですが、集中力を高めるには、勉強をするのに不要な設備やアクセサリーのないシンプルなデスクを選びましょう。
教科書やノート、参考書、文房具などの必要なものについては、使わないときはすべて収納しておける収納部分が充実していれば理想です。
最近はPCほか電子端末を使うことが増えたので、コンセント口の標準装備や配線のしやすさが考慮されているかどうかも、デスク選びのチェックポイントになります。
木のぬくもりが見守る「自分だけの場所」
長らく主流となっている木製のデスクは、部屋を明るく見せるライトな色調から、落ち着いた雰囲気のダークな色調まで様々です。
木製デスクのぬくもりある質感は使い込むほどに深みを増し、自分専用のパーソナルなスペースとしていつでも安心して向き合える場所になります。
化粧合板タイプには、ホワイトやブルー、ピンクなどが見られますが、ターゲットはやや低い年齢層に限られる印象のものが多いようです。
大人にも同じことが言えますが、一つのことに集中したり、モチベーションを維持するには、デスク上がすっきりと片づいていることが基本です。
勉強や仕事に無関係で不必要なモノが散らかっていたのでは、能率が上がらないことは大人も子どもも同じ。
子どものうちから、勉強に集中できるデスク周りの環境づくりのノウハウについて、毎日の生活の中でトレーニングしておくことは、今後の人生でもきっと役立つに違いありません。